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家族葬|家族中心で行う小規模なお葬式

家族葬とは

家族中心で行う小規模の葬式を家族葬といいます。

 

家族葬の特徴
  • 一般葬(従来の葬式)の場合は、仕事関係者や近所の人などを呼びますが、家族葬の場合は、家族、親族、特に親しい友人のみで行うことが多いです。
  • 家族葬という名称だからといって、家族でなければ参列できないわけではありません。
  • 参列者10~50人が目安です。
  • 人数が少ない分、小さい式場で済んだり、飲食代が少なくなり、費用が抑えられます。
  • また、祭壇などの祭具を豪華にする必要がなく、その分の費用も抑えられます。
  • 以前の密葬に似ていますが、密葬の場合は後日本葬を行うことが多いのに対し、家族葬の場合は本葬を行いません。

 

家族葬の流れ

臨終⇒安置⇒納棺⇒通夜⇒葬儀・告別式⇒初七日⇒火葬

 

  • 家族葬の流れは一般葬(従来の葬式)と同じです。

 

家族葬の普及

「家族葬」という言葉が広く認知されるようになりました。

 

同じく新しい葬式の部類に入る「直葬」「一日葬」と比較すると、かなりの多くの人が「家族葬」という言葉を聞いたことがあるようです。

 

アンケート結果では、「家族葬」を希望する人が多くなっています。

 

このように、家族葬が人気がある理由に、

  • 知り合いなど周りの葬式で家族葬が多くなっていること
  • 本やインターネットで家族葬に関する情報が多いこと
  • ほとんどの葬儀社が家族葬のプランを用意していること
  • 消費者に、家族葬は費用を抑えられるという認識があること
  • 直葬や一日葬と比較すると家族葬は高額なプランであるため、葬儀社が積極的に売り出していること
  • 直葬や一日葬というやや「さみしい」感じのする名前に対して、家族葬という名前に「あたたかみ」が感じられること

などが考えられます。

 

家族葬のメリット

費用を抑えることができます
  • 参列者が少ない分、葬式の規模が小さくて済み、式場代や飲食費を抑えることができます。

 

一般葬(従来の葬式)と内容が同じ
  • 一般葬(従来の葬式)と同様に通夜、葬儀・告別式という儀式を行うので、従来からある葬式のあまり変わりはなく、周囲から反対されにくいです。
  • 一般葬と同じような葬式をあげたいが、費用を節減したいという人に合います。

 

仕事関係の会葬者がいない場合
  • 故人が退職していて、仕事関係の会葬者がいない場合があります。
  • そのような場合は、実際に家族が中心となるので、家族葬が適しているといえます。

 

家族葬のデメリット

直葬、一日葬よりは費用がかかる
  • 直葬や一日葬の方が費用を抑えられます。
  • 費用を抑えることを重視する場合は、家族葬は適していない場合があります。

 

参列者が多いと一般葬(従来の葬式)とあまり変わらない
  • 参列者の数に明確な制限があるわけではありません。
  • 仕事関係者や友人が多く参列する場合、一般葬とあまり変わらないことになります。
  • 費用を抑えるために家族葬を選んだのに、一般葬と同じぐらいの費用がかかってしまう場合があるので注意が必要です。

 

香典が少なくなる
  • 参列者が少ないと、香典も少なくなります。
  • 葬式費用にあてられる香典が少なくなるため、場合によっては遺族の負担が多くなります

 

葬式後の故人の知人の対応
  • 家族中心で行うため、故人の知人に、故人の死が伝わらない場合があります。
  • その結果、葬式後に故人の死を知った知人の弔問の対応が大変だったり、葬式に呼ばなかったことを非難される場合があります。

 

家族葬が適しているケース

  • 従来からある葬式とあまり変わらない葬式にしたい場合
  • 従来からある葬式よりは費用を抑えたい場合
  • 仕事関係の会葬者がいない場合

 

家族葬の費用

  • 40万円ぐらいのプランからあります。
  • この費用は葬儀一式費用(葬儀社に支払う代金)で、香典返し、返礼品、飲食費、お布施などは含まれていません。
  • 各社とも無料資料請求や無料会員などの料金割引があります。
  • 小さなお葬式には、500円を支払うことで受けられる早割があります。
  • プランの範囲内で「追加料金不要」となっているところが多いですが、どこまでプランに含まれるかは個別に確認が必要です。
  • 参列者数はプランによって異なるので確認が必要です。

 

大手葬儀仲介業者の直葬の料金
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 48万3000円(無料資料請求をした場合)
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2014年の葬式費用に関するデータ(参考)
葬儀一式費用(葬儀社に支払う費用)の平均

全国平均:約122万円

 

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